ネクタイのキレイな結び方7選
スーツの襟元は、その人の印象を大きく左右する大切なポイントです。
一口にネクタイの結び方と言えど、あらゆる種類があり、その時々のシーンに合った結び方をするとよりスマートに見えます。
ビジネスシーンや冠婚葬祭、就職活動など、ネクタイの登場シーンは意外と多く、そしてそのどれもが身だしなみとしてきちんと見えないといけないものばかりです。
本記事では普段ネクタイをする方はもちろん、大事な時だけの方だけでも知っておきたい、キレイな結び方についてご紹介していきます。
ネクタイの結び方の種類、シーンごとにおすすめの結び方、ネクタイの適切な長さについても解説するので、ぜひ今日から試してみてくださいね。
プレーンノット
今回ご紹介する中で、最もノーマルかつスタンダードな結び方が「プレーンノット」です。
別名「フォアハンドノット」「シングルノット」とも呼ばれており、日常的にネクタイを着用する方はまずこちらを押さえておくと良いでしょう。
凝ったプロセスがなく簡単なので、どんなシャツとでも合うといわれています。初めてネクタイをされる方にもおすすめです。
仕上がりの結び目が小さめで清潔感があり、すっきりとした印象へと導いてくれるのが特徴。早速結び方を見ていきましょう。
1:小剣を大剣の下にして交差→1周させる
まずは小剣の上に大剣を持ってきて交差、その後大剣をぐるっと1周させます。
2:さらに半周させ、小剣が後ろになるようにする
さらにもう半周回し、小剣が後ろ側になるようにセット。
3:ループに大剣を通し、もう一度繰り返す
2までくれば首元部分にループができるので、ループに大剣を上から下に通し、さらに大剣と小剣でできたループにもう一度通します。
4:結び目を上げたら完成
結び目を軽く握り首元の方へ持ち上げるように締めれば、完成です。
ダブルノット
プレーンノットの結び目を少し大きくしたようなシルエットが「ダブルノット」です。
ふっくらとした結び目やプレーンノットよりも若干縦長の結び目が特徴で、ビジネスシーンや冠婚葬祭といったフォーマルシーンでも活用できる種類。
プレーンノットに飽きてきた方や胸元をふっくら見せたいという方におすすめです。
やり方も比較的簡単で、プレーンノットの巻き付けを2重にしただけなので、プレーンノットの延長線上でできるのもポイント。
少しボリューミーなので薄手の素材のネクタイや長めのネクタイを使用するとよいでしょう。
1:小剣を大剣の下にして交差→裏側に回す
まずは小剣の上に大剣を持ってきて交差、その後大剣を裏側に回します。
2:大剣を2周させる
上側にきた大剣を後ろ側から2周回します。
3:回した大剣のループの中に上から通す
2周回したのち、できたループの中に大剣を上から通し、形を整えれば完成です。
ハーフウィンザーノット
フォーマルシーンで大人気、ここぞというときに使いたい結び方が「ハーフウィンザーノット」です。
プレーンノットよりもフォーマルな機会で利用される結び方で、後述するウィンザーノットの結び方に似ていますが、結びが小さめで簡単にできるのが特徴的。
程よい結び目の大きさ、仕上がりの左右対称感、正統派な逆三角形のシルエットが上品かつダンディに仕上げてくれます。
ここぞというときの会議やプレゼンなどにおすすめです。太すぎないネクタイとの相性がよく、シャツも襟幅等気にせず着られるでしょう。
1:V字→ループを作る
まずは小剣を下、大剣を上にした状態で交差させ、V字を作ったうえで、裏側からくぐらせる形で小剣を前側に持ってきます。
2:1周させる
小剣の裏側から大剣を1周させるように持ってきます。
3:結び目に大剣を通らせる
ステップ2でできた結び目を押さえながら、前側に持ってきた大剣をV字の裏側からくぐらせて結び目に大剣の先を通し、結び目を首元に軽く上げながら整えると完成です。
ウィンザーノット
ボリューミーな結び目が、上半身とのバランスを上手く取ってくれる「ウィンザーノット」。
こちらの結び方はイギリスの英国紳士が取り入れているといわれる定番スタイルで、ビジネスシーンといったフォーマルな機会はもちろんのこと、ちょっとしたパーティーやお祝いといったセミフォーマルな機会にも華やかな印象を与えてくれます。
大き目の逆三角形が胸元を大きく見せ、カッタウェイなどの襟の開きが大きいシャツと相性がよいです。
ネクタイを目立たせたい・存在感を出したいときにもおすすめ。
1:大剣を上側にしクロス、首元の小剣に大剣を巻き付ける
まずは小剣が下、大剣が上にくるようにしてクロスさせ、首元にかかる片方に大剣を巻き付けます。
2:大剣を後ろ側に巻き付け、首元にかかるもう片方に大剣を巻き付ける
大剣を結び目の後ろ側に回り込ませ、首元にかかるもう片方に大剣を巻き付けます。
3:首元に大剣を通し、正面にも通す
後ろ側から大剣を持ってきて、正面のループに大剣を通して完成です。
エルドリッジノット
複雑かつ遊び心があり、インパクトを残したい方におすすめなのが 「エルドリッジノット」です。
きちんとしたビジネスシーンというよりかは、披露宴やカジュアルなお呼ばれシーンで周りの人と差をつけたいときなどに向いている結び方です。
結び方自体が複雑なので、ネクタイは柄物ではなく、あえて無地や単色を選ぶとバランスがとりやすいでしょう。まるで編みこんだような折り重なったネクタイが目を引きます。
1:小剣を大剣の上にしクロス→小剣を後ろ側に持ってくる
まずは大剣の上に小剣を持ってきて、クロスさせます。小剣を大剣の後ろ側に回します。
2:後から前にもってきて正面に回り込ませる
後ろ側に回した小剣を首元に通し、さらに正面に回り込ませます。
3:首元に小剣を通し、後ろに回り込ませながらループに差し込む
首元のループに小剣を通し、さらに通したあとは小剣を後ろに回り込ませつつ、できたループに差し込みます。
4:もう一度首元に小剣を通し、できたループに差し込む
さらにもう一度首元に小剣を通し、このときにできたループに小剣を差し込ませます。最後に小剣の先の方が余るので、襟の下側に隠して整えたら完成です。
トリニティノット
3つ・3重等を意味する、トリニティから生まれた結び方が「トリニティノット」です。
その名の通りネクタイの結び目部分が3つに折り重なっており、大きく立体的な結び目がアクセントになります。
あえて胸の開きが狭いシャツと合わせると、引き締まって見える効果も期待できるのです。
結び目自体に主張があり華やかなので、ネクタイは無地もしくは単色で無難でしょう。パーティーや披露宴といった華やかなシーンにおすすめです。
1:小剣を長めにし、V字を作る
まずは小剣を長めにした状態で大剣の上に重ね、結び目の大剣をおさえつつ、小剣を1周させ、できたV字を下から上に潜らせます。
2:小剣をさらに1周→次はV字を上から下に通す
次は小剣をさらにもう1周させ、次は上から下に小剣をV字型に通します。そしてまた、V字を下から上に潜らせる工程をもう一度行います。
編み込むような工程なので、随時形を整えておくとキレイに仕上がります。
3:できたループに小剣を通し、さらに小剣をもう1周、できたループに小剣を通す
出来上がったループに小剣を通したら、さらにもう一度小剣を1周させ、できたループに小剣を通します。
このとき小剣がかなり短くなっているので、襟あたりに隠して整えれば完成です。
クロスノット
キレイな結びが清潔感や上品さを漂わせる「クロスノット」。
複雑で難しい結び方にはなるので、日常的にネクタイを結んでいるビジネスマンや中・上級者向けです。
出来上がりのシルエットはプレーンノットと似ているものの、結び目の中に斜めのラインが入っているのが特徴。よく見れば凝って仕上がっているのも、おしゃれなポイントの一つです。
軽く編み込んでいるように見えるので、薄手の素材を使い、無地・単色でシンプルさを意識するとよいでしょう。
1:小剣を長めにし、交差させ反対側に持ってくる
まずは小剣を長めにした状態で、大剣の上にクロスさせます。
2:小剣を大剣の裏側にもってきて、さらに反対側へ
小剣を大剣の裏側に交差させて、反対側に持ってきます。つまり大剣に小剣を巻き付けるような要領です。これを2セット行います。(大剣に小剣が2周巻き付いた状態であればOK)
3:巻き付いた小剣をV字部分の上から反対側の襟側に流す
2周巻き付いた小剣をV字の上から反対側の襟部分に流します。
4:流した小剣を結び目の中心部分に通す
流した小剣を後ろ側から結び目の中心部分のループに流して、整えれば完成です。
シーンごとにオススメな結び方
ネクタイの結び方を知った次は、シーンごとにおすすめの結び方についてご紹介します。
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、きちんと感が見えたり、知的でブレない印象へと導くネクタイの結び方がポイントとなります。
あまり凝って見えると相手の受け取り方にも差が出るので、できるだけシンプルに仕上げましょう。
おすすめのネクタイの結び方は「プレーンノット」「ダブルノット」などです。
上記は結び方自体がシンプルなため、ネクタイの柄や色で印象を与えるのもよいでしょう。
下記の記事では、ノーネクタイの基本的なマナーや着こなしについて解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事>>ノーネクタイはダサい?基本マナーと着こなし方
結婚式やパーティー
結婚式やパーティーといった場面は、華やかでおしゃれなネクタイの結び方がおすすめ。
結び方を凝るのであればネクタイ自体はシンプルにすることで、お呼ばれしたときに会う方にも好印象を残せるでしょう。
おすすめのネクタイの結び方は「ウィンザーノット」「クロスノット」などです。
カジュアルなシーン
ちょっとしたお出かけのとき、オフスタイルのネクタイ使用時には、遊び心のある結び方にチャレンジしてもよいでしょう。
カジュアルシーンは普段試せないようなネクタイの結び方ができるので、「トリニティノット」「エルドリッジノット」などがおすすめです。
複雑な結び目がおしゃれさを引き出し、周りと差をつけてくれます。
ネクタイの適切な長さ
ネクタイの適切な長さは、どのような結び方にするかによっても異なりますが、一般的に140cm前後のものを選ぶと失敗しません。
140cm前後のネクタイを購入すれば、ネクタイを結び終えたときにベルトのバックルにかかるほどに仕上がります。
上記は日本人の平均身長である170cm前後を想定して考えられているので、それより身長がある方は長めのものを、それより身長が低めの方は短めのものを選びましょう。
ネクタイの結び方はそのときのシーンに合ったものを選ぼう
今回はネクタイの結び方の種類や、ネクタイの結び方にあったシーンについてご紹介してきました。
普段から結び慣れている方であれば、複雑な結び方でもよいものの、慣れていない方はまずはプレーンノットなどから試すことをおすすめします。
また、ビジネスシーンや就職面談などフォーマルシーンでは、できるだけシンプルな結び方で悪目立ちしないようにするのもポイントです。
一方パーティーや披露宴といった華やかな場所では、人とちょっと違うネクタイの結び方で個性を出してみてもよいでしょう。
その時々に合わせたネクタイ選びを心がけてみてくださいね。
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この記事の監修者
鈴木義彦
株式会社クール・ヴェール 代表
<学歴>
高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)
<職歴>
1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。
2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。
2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。
2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。
2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。
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