コートの買取タイミングとお手入れに必要なポイントのまとめ

秋から冬にかけて大活躍するコート類は、いつでも高値で買い取ってもらえるわけではないため注意が必要です。

ブランド物のコートを買取に出す際には、時期をみてタイミングを合わせるのがポイントです。また、買取前にできるだけお手入れをしてあげると査定額がアップします。ここでは、コートの買取に関して注意したいポイントをまとめています。

コートの高価買取が可能な時期とは

コートの高価買取が可能な時期は大きく分けて以下の2パターンです。

• 10月～11月の秋頃
• 2月～3月、春を迎える前

コートがよく売れる時期というのは、秋口から晩秋にかけての時期と、厳冬期が終わった2月から寒さが残る3月にかけてです。

逆に言えば、コートの出番が期待できない暖かい時期には高く売れる見込みが少ないので、高値買取の可能性も低くなってしまいます。

高価買取に繋げるための手入れ方法

高価買取を期待する場合、コートの素材に合ったお手入れを行っておきましょう。

ウールコート

ウールコートは着用中に腕やワキに摩擦が発生し、毛が絡んで毛玉が発生します。まずコートをハンガーにかけ、摩擦の大きな部分も含め、全体にまんべんなくブラッシングを行います。

ウールはホコリを吸収しやすいことから、ブラッシングで絡まった繊維をほぐして毛玉を解消できます。

ブラッシング後は風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。乾燥が行き届いていないとカビや臭いの原因になるため、汗や雨による湿気は陰干しでしっかりと乾燥させてください。

ただし、直射日光の当たる場所や蛍光灯など、紫外線によるダメージが考えられる場所での保管は避けましょう。

レザーコート

革でできたレザーコートは革専用のクリームで手入れをします。ボディミルクでも代用ができるといわれていますが、しつこい汚れが落ちない可能性もあるため、革専用のものを使いましょう。

カビや汚れが目立つ部分があれば、革製品専用のクリームと馬毛ブラシを用意し、表面の汚れをブラシで払います。ホコリをブラシで払った後は布で乾拭きをします。

ブラシで取れない汚れはクリームを使いますが、まずブラッシングをしてからクリームを使いましょう。汚れの部分にクリームを染み込ませた布を当て、油分を軽く染み込ませます。

このとき、ゴシゴシと擦る必要はなく、ポンポンと叩く感覚で塗っていきます。最後にきれいな布で乾拭きをしてからハンガーにかけましょう。

ムートンコート

ムートンコートは羊の毛が使われているため、保温効果が高い一方ホコリが付きやすい素材です。

手入れの際は必ずハンガーにかけ、専用のブラシを用意してブラッシングします。毛並みが揃わない場合は蒸しタオルを当てて湿らせてからブラッシングをしていきます。

湿気がある場合は乾いた布を押し当てて水分を抜き、乾拭きをしてから一度陰干しをしてブラッシングを行います。

ブラシをかけた後は、風通しの良い場所で陰干しをします。直射日光や蛍光灯など紫外線の当たる場所に置いておくと色があせるため、日陰を選んで干してください。

湿気を吸いやすい素材ですから、ハンガーの上から不織布のカバーをかけておくと安心です。

こまめな手入れをして高く売れる時期を待つ

ブランドもののコートは高い買い物ですから、できるだけ高値で買い取ってもらいたいですよね。

せっかくのアイテムもカビやホコリで汚れていると価格が下がってしまうので、状態をキープするためにもこまめに手入れをするようにしましょう。

一度しか着ていないコートも、念のために汚れのチェックを行い、陰干しを行いましょう。型崩れにも注意し、タイミングをみて売却を考えてみてください。