ルイヴィトンのスーツケースの由来と最新アイテムの特徴

公開日:2021年10月20日 / 更新日:2023年10月27日

ビジネスマンや旅行者に欠かせないものといえばスーツケースですが、かつては「トランクケース」と呼ばれ、王侯貴族を中心に愛用されていました。

トランクケースの発祥は私たちがよく知る高級ブランド「ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)」といわれており、創業者が自らトランクケース職人として修行、製作に関わってきたことが知られています。

この記事では、現代のスーツケースの由来となったルイヴィトンのトランクケースについて、製作された歴史的経緯からその特徴を辿り、ルイヴィトンのキャリーバッグの特徴・機能性・人気の製品について紹介します。

メンズ用のアイテムも豊富に揃うルイヴィトンのキャリーバッグについて、ぜひ参考にしてください。

スーツケースの起源はルイヴィトンのトランク

若くして家族を亡くしたルイ・ヴィトンは、フランスで職人の道を志しました。木箱を製作する技術を磨き、その高い技術が認められると同時にアトリエを開業。トランクケースをはじめとするさまざまなオーダーに応えていきました。

ヴィトンの製作した最初期の作品は旅行用の木箱であり、移動や旅行に使うアイテムとして利用されていました。木箱は使用者の求めるサイズ感やデザインに合わせてオーダーメイドで作られ、軽量化のために木から革張りへと移行。

木の箱にデザイン性が加わると、いよいよファッションアイテムとしても使われるようになります。この革張りのトランクこそが、現在のルイ・ヴィトンの革製品の原型でありスーツケースの元となったものなのです。

そしてトランクが上流階級の人々の持ち物という認識が庶民にも知られるようになると、トランクそのものや中身が持ち去られる盗難被害が続出するようになりました。

そこでルイ・ヴィトンと息子は、スプリング式バックルのついた錠前システムをトランクに採用。簡単に開けられない堅牢な錠前のおかげで、ヴィトンらしい高級感のあるデザインが完成し、防犯性もさらに高まったといわれています。

下記の記事では、スーツケースの人気ブランドについて解説しています。あわせてご覧ください。
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ルイヴィトンの歴史と特徴

さらに詳しいルイヴィトンのブランドとしての歴史やルイ・ヴィトンの歩みを知りたい方は、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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ルイヴィトンのキャリーバッグの特徴や機能性

ルイヴィトンが現在手がけているキャリーバッグは、使いやすさとデザイン性を併せもったアイテムに進化しています。特徴をそれぞれ確認していきましょう。

「旅行」が由来のキャリーバッグ

ヴィトンの原点は、創業者の人生と最初期のアイテムに共通する「旅行」にあります。この「旅行」をコンセプトとしたキャリーバッグには「ペガス」というシリーズがあります。

ペガスはヴィトンが得意とする皮革素材で覆われており、持ち手・ポケットなどすべて革で作られています。外側にはヴィトンならではのモノグラム柄が全面に施されるなど、デザイン性も兼ね備えています。

現行品はワンサイズのみの展開(ペガス:レジェール 55)で、ヴィトンらしい落ち着きのあるデザインとラグジュアリー感が特徴的なアイテムとなっています。

軽さと収納力を実現した新シリーズ

機内持ち込みにも適した「ホライゾン・ソフト」シリーズも新たに仲間入りしています。

2016年にハードラゲージである「ホライゾン」が発表され、その後ニット素材で柔らかな雰囲気のホライゾン・ソフトが登場しました。

ホライゾン・ソフトはジャガードの3Dニット生地を使用し、シームレスかつ撥水加工が施されています。そのため、衣類のように軽く持ち運びながら水濡れにも強く、移動に適したアイテムとなっています。

ポケット部分やファスナーはテープを使って溶着させるなど、新技術が搭載されていることも注目したいポイント。

キャスターは最小限にして走行時の音を静音化し、従来品の9割以上ステッチを取り除いて無駄のない洗練されたデザインに仕上げています。

参考:ルイヴィトン公式ホームページ

男性向けスーツケースの人気ラインナップ

ここからは、ルイヴィトンの男性向けスーツケースの人気ラインナップを紹介します。

ホライゾン 55

ハードラゲージタイプのスーツケース「ホライゾン」の55サイズは、広い持ち手と堅牢な外見、静音性にこだわった小さなキャスターのスタンダードモデル。

モノグラム・ダミエ柄からそれぞれ選ぶことができ、ビジネス用の無地タイプもラインナップされています。

新たに仲間入りした「サンセット・キャンバス」柄にも要注目。ピンク・オレンジ・ブルーが幻想的に融合したサンセットデザインは、すぐにヴィトンのアイテムとわかるほどの存在感を醸し出しています。

他とかぶらないスーツケースを探している方にはもちろん、ヴィトンの最新デザインをお求めの方にもおすすめのデザインです。

ホライゾン 70

ホライゾン 55よりもさらに大容量、大型のタイプです。工業デザイナーであるマーク・ニューソンとのコラボレーションから生み出された本作は、キャンバス素材にアルミニウム製のキャスターを搭載したトラベラーズアイテム。

機内持ち込みはできませんが、46×68×26cmの大容量タイプでたったの4.6㎏と非常に軽量、平らな形の内装は収納に適しており、シンプルかつスマートに取り扱うことができます。

デザインはダミエのみであり、グレーの色味とダミエのデザインがシックな雰囲気に。ビジネスシーンにはもちろん、年代を問わず使いやすく、派手さを抑えたスーツケースとして使い続けることができます。

オプションとして、イニシャルとラインデザインが追加できる「マイLV ヘリテージ」を加えればさらにオリジナリティの高いアイテムに。

ペガス・レジェール ビジネス 55

ビジネスマンにおすすめのペガス・レジェール ビジネスは、出張に最適なスリムタイプのモデル。

55サイズは38×55×20cmと機内持ち込み可能なコンパクトサイズで、内側にはファスナー付きポケットと複数のコンパートメントが配されています。

堅牢なポリアミド・ポリウレタン素材で作られており、モノグラム・ダミエ・無地の色柄が選択可能。

外側についているポケットは大きく、ノートパソコンなどすぐに取り出したいものがきれいに収まるサイズ感が魅力的です。

ホライゾン・ソフト

ハードタイプのホライゾンをモノグラム・キャンバスやニット素材で仕上げたホライゾン・ソフトシリーズは、工業デザイナーのマーク・ニューソンとの共同開発によって生まれました。

両面ジャカード織りのニット生地が新しいホライゾン・ソフトは軽量で持ち運びに便利。色もカーキ・ブルー・オレンジと華やかな色から選択できます。

全面をキャンバス地で仕上げたホライゾン・ソフトはダミエとモノグラムがラインナップ。サイズはダミエ・モノグラムともに65(35×65×30cm)と55(32×55×25cm)が用意されています。

ホライゾン 55 マイLV ワールドツアー

基本のホライゾン 55に、遊び心を加えられる特別なシリーズ。時代を先取りして作られたデザインの4輪トロリーは軽量で、飛行機への持ち込みにも適しています。

キャリーハンドルは外側に配され、伸縮式で適度な長さに調節が可能。TASロック搭載で全方向移動が可能なキャスターが搭載され、ブランドのコンセプトである「旅」を快適に楽しめる仕様となっています。

また「パーソナライゼーション」をコンセプトに、かつて旅行者のトランクやゲージに貼られていた交通機関・ホテルのステッカーから着想を得て、スタイリッシュなシンボルを選んでプリントできる特別仕様にも注目。

LV Popと名付けられたモチーフたちには、ルイヴィトンを代表するLVマーク・モノグラムにも取り入れられている花マーク・錠前・世界各国のルイヴィトンショップの象徴となるモチーフが揃っています。

さらに、ルイヴィトンの新しいキャラクターである「ヴィヴィエンヌ」が12星座に扮し、ユーザー自身の星座を選べるのもユニークな特徴といえるでしょう。

今までに訪れたことのある国や好きな国のシンボルを選んだり、好みのラベル・イニシャルを配したり、記念日を施したりして特別なバッグに仕上げれば、一生涯のアイテムにはもちろん贈り物としても喜ばれます。

正面と背面、トリミング/ライニング、トロリーシステムハンドルの刻印の有無までをカスタマイズできるので、自分だけのスーツケースを自作してみたい方にぜひおすすめしたい逸品です。

 

【買取実績ご紹介】ルイヴィトンのスーツケース

ルイヴィトン N23299 ペガス 55 ダミエグラフィット 2輪 スーツケースの買取実績 

ルイヴィトンのメンズバッグの種類とおすすめ商品

こちらの記事では、ルイヴィトンのメンズバッグの種類について紹介しております。
詳しくは知りたい方は、是非一読ください。

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ディテールにこだわって作られるアイテム達

今回は、ルイヴィトンのバッグが木箱からオーダーメイドの革のトランクケースへ進化し、現代のスーツケースが生まれたことを紹介しました。この記事を読んでいただくことでルイヴィトンのスーツケースの特徴がおわかりいただけたと思います。

機能性と遊び心を兼ね備えたアイテムは、まさにルイヴィトンならではの個性といえるのではないでしょうか。

ルイヴィトンをはじめ、ブランド品の買取には専門のバイヤーが在籍する「クールヴェール」へご相談ください。

ルイヴィトンのスーツ・バッグ買取実績や参考価格はコチラからご覧ください。

 

クールヴェールではブランドを熟知したスタッフがスーツや革靴等、幅広いアイテムの高価買取を行っています。

スーツ買取りならクールヴェールご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

鈴木義彦

株式会社クール・ヴェール 代表

<学歴>

高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)

<職歴>

1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。

2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。

2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。

2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。

2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。

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