ルイヴィトンの人気ライン、買取査定のポイント
高級ブランドの中でも圧倒的な人気と知名度を誇るルイヴィトン。
バッグからアクセサリー・衣類まで、洗練されたデザインの商品が展開されており、長年のファンの方も多いのではないでしょうか。
ただし、ルイヴィトンといってもラインの種類が複数あり、買取の査定額にも影響します。
そこで本記事では、ルイヴィトンのラインについて、その特徴や需要を解説します。
これからルイヴィトンの購入を考えている方、家にあるルイヴィトンを売却しようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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ルイヴィトンのラインとは
ルイヴィトンのラインとは、ルイヴィトンの商品のモデル・シリーズのことです。
「ラインナップ」の略称と言われていますが、簡潔にいうと商品の「柄・パターン」を意味します。
現在も販売中のものから期間限定のものまで、これまで多くのラインが展開されてきました。村上隆氏や草間彌生氏、リチャード・プリンス氏など世界的アーティストとのコラボレーションラインもあります。個性的で常に新しいことに挑戦し続けるブランドコンセプトが、多くのファンから長年親しまれる理由の一つです。
商品の機能性や形状が同じでも、ラインが異なるだけで印象が大きく変わります。ラインを把握することで、お気に入りの商品を見つけられるでしょう。
現在、ルイヴィトンの公式ホームページでは「ライン」というカテゴリーがなく、商品を調べる際は「素材」というカテゴリーから調べなくてはなりません。
ラインの紹介
ルイヴィトンの歴史は長く、これまで発表されたラインは数十種類以上に及びます。
ここでは、定番ラインや人気の高いラインを中心に、それぞれの特徴や買取市場での需要を見ていきましょう。
モノグラム
ルイヴィトンを代表する定番ラインが「モノグラム」です。
モノグラムとは、ブランド創設者ルイヴィトン氏のイニシャル「LとV」を重ね合わせたロゴと星・花を散りばめた柄です。
日本の家紋をヒントにしたとされ、1896年の誕生以来ルイヴィトンの象徴的なデザインとなっています。
1959年の登場から現在まで続くモノグラムキャンバスは、ポリ塩化ビニール(PVCレザー)が用いられており、軽くて柔らかく、傷や汚れに強い耐久性と防水性が特徴です。
また、1世紀以上にわたる伝統的なノウハウにより、表面のコーティングやプリント加工が精密に施されています。
ベージュのモノグラムパターンを描いたダークブラウンのキャンバスは高級感があり、男女とも人気が高いです。
モノグラムは、その認知度と機能性から買取の際も査定額が高い傾向にあります。
ただし、バッグのハンドル部分などに用いられるヌメ革は、雨染みや日焼けに弱いため、取扱には細心の注意が必要です。
アンプラント
上質カーフレザーにモノグラムパターンを型押ししたデザインが、「モノグラム・アンプラント」です。アンプラントとは、フランス語で「刻印」を意味します。
過去に販売された光沢のある「モノグラム・グラセ」と、光沢のない「モノグラム・マット」の後続として2010年に発売が開始されました。
キメが細かくしなやかなカーフレザーは隅々まで染色され、深みのある落ち着いた風合いが魅力です。シックな印象を与えるノワールから華やかな印象を与えるオリアンまで、全18色が展開され、男女ともに幅広いファンから支持されています。
柄の主張が強すぎないため、お出かけからお仕事まで使いやすいデザインです。
トップハンドルと取り外し可能なショルダーストラップが備わった2wayバッグ「モンテーニュ」や、ファスナー式財布の「ポルトフォイユ・クレマンス」は買取市場でも需要の高いアイテムとなっています。
マルチカラー
アーティスト村上隆氏とのコラボレーションで、モノグラムパターンを33色の特殊なシルクスクリーン印刷で表現したラインが、「モノグラム・マルチカラー」です。
カラフルで現代的かつポップなイメージで、目を惹くデザインが特徴的です。
ホワイトベースのブロンとブラックベースのノワールの2色が展開されています。
明るくフェミニンな印象のため、女性を中心に人気が高い傾向があります。
マルチカラーは、2003年春夏頃に誕生しました。
当時のルイヴィトンは、シックで落ち着きのある色味が多かったため、マルチカラーはブランドの印象を大きく覆す革新的なデザインであったと言われています。
2009年には裏地のカラーバリエーションが増え、さらに人気が高まりました。
あいにく2015年に廃盤となったものの、現在でも人気の高いルイヴィトンを代表するラインの一つです。
現在は中古でしか手に入らないため、買取市場では希少性が高く、相場も上昇しています。
ダミエ
モノグラムと並び、ルイヴィトンを代表するラインの一つが「ダミエ」です。
日本の市松模様をヒントに作り出され、2色の濃淡が大人の落ち着いた雰囲気を醸し出します。シンプルで優美なデザインは、トレンドに流されることなく、いつの時代も変わらぬ人気です。
ダミエには、ブラウンベースの「エベヌ」やホワイトベースの「アズール」、シックなブラックベースの「グラフィット」などの種類があります。トラベルバッグからシティバッグ、財布や小物類まで幅広いラインナップで、性別を問わず愛されています。
ダミエはモノグラムよりも前の1888年に、世界初の商標登録商品として誕生しました。
偽造品の出回りによって1896年に一度姿を消すものの、モノグラム誕生から100周年の1996年に限定版として復刻し、その人気の高さから定番ラインとして現在も販売されています。
また、ダミエはモノグラムの弱点であったハンドル部分に、ブラウンのコーティングが施された革が用いられ、日焼けや雨染みなどのダメージへの懸念が軽減されました。
安定した人気を誇り、汚れが目立ちにくく使いやすいダミエは、買取市場での需要が高いです。特に普段使いに快適なサイズのトートバッグ「ネヴァーフル」やファスナー式財布の「ジッピーウォレット」は、高価買取が期待されやすいアイテムです。
エピ
1920年代にルイヴィトンで用いられていたグレイン(型押し)のパターンにインスピレーションされたラインが「エピ」です。
フランス語で「麦の穂」を意味するエピは、1985年に登場してから現在に至るまでの豊富なカラーバリエーションが魅力の一つです。シックで洗練された雰囲気のノワールから、明るく華やかなコライユ、ミモザなど、日常の様々なシーンや好みに合わせて選べます。
エピには本革のグレインレザーが用いられています。
耐久性が強く、細かい型押しによりシワや汚れが目立ちにくいのもポイントです。
また、日当たりによって変化する独特な光沢や色彩も楽しめます。
エピには、爽やかでカジュアルな「エピデニム」や、ストレッチ素材のスクエアエピからアクセントカラーが覗く「エピストレッチ」など複数の種類があります。
また、現在では手に入りにくい廃盤モデルや限定カラーも多くあるため、買取市場では高値がつくケースが多いです。
ヴェルニ
1998年にマーク・ジェイコブス氏が自身のデビューコレクションショーに向けてデザインしたラインが「モノグラムヴェルニ」です。
ヴェルニはフランス語で「エナメル」を意味します。
牛革の中でも希少価値の高いカーフスキンにエナメル加工を施し、モノグラムパターンが型押しされています。宝石のように輝く質感がゴージャスで華やかなデザインです。
エピと同様にカラーバリエーションが豊富で、モノグラムやダミエのような伝統的ラインとは一線を画し、ファッショナブルでアクティブな女性に好まれます。
パーティー時のクラッチバッグや、財布・キーケースなどの小物類が人気です。
美しい光沢感が魅力のヴェルニですが、お手入れには細心の注意が欠かせません。
エナメル加工部分は高温多湿の環境下でベタつきが出る恐れがあります。他のものとくっついてしまったり、エナメル加工が剥がれてしまったりするため気をつけましょう。また、蛍光灯を含め光や熱に弱く、日焼けしやすいです。他にも、新聞紙や雑誌などの印刷物は色移りしやすいため、触れないようにしましょう。
状態を良く保つことで、高額査定に繋がりやすいです。
アルマ
アルマとは、素材や柄・サイズ・カラーに関係なくアーチ型のトートバッグのことです。
ルイヴィトンの本店があるパリのセーヌ川に架かる「アルマ橋」が名前の由来とされています。
1934年にデザインされた「スクワィアー・バッグ」を原点として、1955年に「シャンゼリゼ」へと改名し、1992年に現在まで続く「アルマ」が誕生しました。
根強い人気を誇るアルマは世界的アーティストを刺激し続け、モノグラム誕生100周年の1996年にはアズディン・アライア氏がヒョウ柄を、2003年にはマーク・ジェイコブス氏と村上隆氏がマルチカラーを生み出しました。
かっちりとしたフォルムに丸みのあるアルマは、ルイヴィトンならではの「きちんと感」を備えつつ、柔らかく優美な印象を与えます。
LVの刻印入りパドロックやハンドステッチを施したトロンハンドル、シックなキーベルなどのディテールがバッグを華やかに仕上げています。
また、ダブルファスナーで両端下まで開き、底面が安定していて型崩れしにくく、実用性も高いです。
アルマのサイズは全部で3種類です。
取り外し可能なストラップ付きの小さなBBから、日常使いに最適なPM、A4サイズが収納可能なMM(GM)まで、用途に合わせて選べます。
アルマの販売価格はサイズや柄によって異なり、モノグラムに比べダミエやエピ、ヴェルニはやや高めです。買取市場では、マルチカラーやデニム地など個性的なアイテムが高額で取引されています。
タイガ
1993年に初のメンズラインとして誕生したのが「タイガ」です。
ロシア語で「針葉樹林」を意味するタイガは、上質なカーフレザーに細やかな型押しが施されています。エピは艶感があるのに対しタイガはややマットな質感で、傷や汚れが目立ちにくいのが特徴です。
ブリーフケースやステーショナリーアイテムなど、ビジネスユースを意識したデザインが多く見られます。
タイガはシックでシンプルなアイテムだけでなく、太いストライプを大胆に加えた「タイガストライプ」やモノグラムを組み合わせた「タイガラマ」など、アレンジのバリエーションも豊富です。
中古市場に出回るタイガラインは、長年の使用感が強いものが多い傾向があります。
中古品でも十分にニーズが見込めるタイガラインですが、新品であればさらに高値がつく可能性があります。
イディール
キャンバス生地にモノグラムパターンを施したラインが「イディール」です。
「モノグラムミニ」の後継として2010年に誕生しました。
フランス語で「純愛・理想の恋」を意味するイディールは、若々しさを感じさせながらもロマンチックな色合いで、大人の女性を中心に人気です。
モノグラムミニは麻素材であるのに対し、イディールは8割以上がコットンでできており、軽量かつ丈夫な作りとなっています。
セピア・アンクル・フザンの3色展開で、バッグから財布・小物入れなどアイテムの種類も豊富です。
買取市場ではいずれのアイテムも需要があります。中でもデザイン性と機能性に優れ、普段使いに最適な「ランデブー」や「ネヴァーフル」は、高い査定額が期待されます。
ルイヴィトンのラインは買取査定にも関係あり!
いかがでしたでしょうか。
今回は世界的高級ブランド・ルイヴィトンの定番・人気ラインをご紹介しました。
高いデザイン性・実用性・知名度を誇るルイヴィトンは、買取市場でも高い需要があります。
ルイヴィトンの買取をご希望の方や、売却するか迷っている方は、専門のバイヤーがいるクールヴェールへお気軽にお問い合わせください。
スーツ買取ならクールヴェールへご相談ください。
また、ルイヴィトンのスーツ・バッグ買取実績や参考価格はコチラからご覧ください。
この記事の監修者
鈴木義彦
株式会社クール・ヴェール 代表
<学歴>
高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)
<職歴>
1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。
2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。
2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。
2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。
2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。
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