エトロ（ETRO）のスーツ高額買取

エトロの歴史と市場価値

柄の宇宙。ペイズリーに魅せられて

Etro（エトロ）は、1968年にジンモ・エトロ氏によって立ち上げられたブランド。織物を家業とする家に生まれ、それを継いだかたちです。発足時は生地メーカーとして、カーテン生地や家具用の張り地を製造している会社でした。
アンティークの生地を収集していたジンモ・エトロ氏は、古いショールの複雑精緻なペイズリー柄に魅了されます。当時の技術ではその柄を作ることはできず、機械織りでそれを再現するために会社を立ち上げ、研究の末、伝統的な模様を復活させました。他社には作れない製品によって、エトロは一気に有名に。
一目でそれとわかる高級生地は富裕層から強い支持を集めました。

アパレルブランドとしての発足

1980年代には、ホームインテリアのブランドから、ファッションブランドに進出。スカーフ、ネクタイなどの小物、ビニールコーティングを施したジャガード織りのバッグなどを発表しました。
プレーンなフォーマルスーツも展開されていますが、エトロと言えば、やはり柄もの。イタリアのセクシーさが全面に出ているので、着こなせる方は上級者。遊び心のある大人に似合うスーツです。
現在、エトロの運営には、ジンモ氏のほか兄弟3人が参加しています。世界的なブランドになっても家族経営を貫いているのも、イタリアブランドらしいところです。