イザイア（ISAIA）のスーツ高額買取

イザイアの歴史と市場価値

イザイア三兄弟が興した、ナポリブランド

1957年創業。イタリアナポリの地で、エンリコ、コッラード、ロザリオのイザイア三兄弟によって設立されました。当時すでに仕立屋が集結していたナポリで、エンリコ・イザイアがナポリの仕立屋のために設立した生地店が、その前身です。
生地店の隣にあったアトリエからイザイア兄弟が事業をわけ、ナポリ近郊のカザルヌーヴォに腰を据えたのがブランドの始まりです。
今では、世界中のエグゼクティブから愛される、最高級ブランドのひとつとなっています。

「モダンサルトリア」と称されるイザイアの特徴

イザイアのスーツは、マニカ・カミーチャ、バルカポケット、最高級生地や縫製・カットによる極上の柔らかさといったナポリのスーツらしい特徴を備えつつ、現代的な要素を取り入れながら変化してきました。
たとえば、「ムーサ」は、やや控え目なギャザー、「グレゴリー」は薄い肩バッドを採用しており、若い方にも似合うシルエットになっています。
また、イザイアのアイコンと言えば、赤い珊瑚。スーツには、珊瑚をモチーフにしたラペルピンが付いてきます。タグも赤。チラリと見えた時に、イザイアだなとけっこうわかります。

クラシコ・イタリア脱退後も人気は変わらず

イザイアは、その物づくりへの姿勢が認められ、かつてはクラシコ・イタリア協会にも所属していました。クラシコ・イタリア協会に認められるのは、それだけでハイブランドの証しです。
「メイド・イン・ナポリ」を掲げるイザイアは、依然として物づくりへのコンセプトを大切にしていますが、現在は、クラシコ・イタリア協会を脱退しています。伝統的なテーラード技術を守ることと、グローバル化は、相容れない部分があるのでしょう。その流れのおかげ（？）で、私たちはイザイアの直営店に行くことができます。2015年、アジア初の直営店が東京にオープンしているので、一度は足を運んでみたいですね。