ダンヒルのスーツの歴史と魅力
イギリス紳士の伝統を感じる世界的老舗ファッションブランド・ダンヒル。
ダンヒルの上質で重厚感のあるスーツに、憧れをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
意外にもダンヒルは創業当初からスーツを販売していたわけではありません。
1世紀以上の長い歴史を重ね、現在に至る根強い人気を獲得しています。
そこで本記事では、ダンヒルの歴史やアパレルブランドとしての魅力・特徴、価格相場やオーダーメイドサービスについて解説します。
ダンヒルのスーツの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ダンヒルの歴史
1880年代、ダンヒルの創業者であるアルフレッド・ダンヒルは、父親の経営する馬具関係の製造会社で働いていました。
その後1893年、21歳の時に会社を引き継ぎ、社名を「ダンヒル」に変更しています。
馬具販売の傍ら、自動車の普及を見越して自動車関連製品を製造販売する「ダンヒル・モートリティーズ」を立ち上げると、事業が大成功を収めます。
モートリティーズとは、自動車(Motoring)と権威(Authorities)の造語であり、「モーター以外はすべて」をモットーに、現在も展開するダンヒル商品のキーワードとなっています。
ダンヒルはこれまで、パイプやライターなどの喫煙具、時計、ペンなどあらゆるジャンルの商品を開発・販売してきました。
1913年にはタバコが規制されたことにより、レザー商品を中心に販売するようになります。また、1920年代にはニューヨーク・パリ・トロントなど世界各地へと事業を拡大し、紳士向けのラグジュアリーアクセサリーを展開します。
1930年代には、パリのダンヒル事業部と日本の万年筆メーカー並木製作所(後のパイロットコーポレーション)が蒔絵万年筆「ダンヒル・ナミキ」を共同製作しました。
万年筆や化粧品など次々とヒット商品を生み出したダンヒルは、皇室御用達ブランドとして認定されるまでに成長します。
その後も、当時革新的であった片手で着火できるガスライター「ローラガスライター」を開発したり、東京にダンヒルショップを開いたりと、国境を超えて事業を拡大させました。
1993年にカルティエやドイツのモンブランなど、数多くの有名ラグジュアリーブランドを所有する、スイスのリシュモングループの傘下となり、現在はスーツからレザーグッズまで紳士服を中心に販売しています。
ダンヒルがアパレルブランドとして注目された理由
1966年、アメリカの有名な小説家であるトルーマン・カポーティが、ダンヒルでオーダーしたタキシードを舞踏会で着用したことが、ダンヒルがアパレルブランドとして注目されるきっかけとなりました。
ダンヒルは日本とも関わりが深く、2000年からはサッカー日本代表のオフィシャルスーツを手がけており、20年以上にわたり選手やスタッフを支えています。
オフィシャルスーツでは、仕立て服を意味する「メイド・トゥ・メジャー」と試合を意味する「マッチ」を組み合わせた「メイド・トゥ・マッチ」がコンセプトとなっています。
チームカラーである「サムライブルー」をイメージした上質なネイビーの生地や、体のラインに沿ったシャープなシルエット、形態安定加工が施されたシャツなど、ダンヒルならではの優雅で重厚感のあるデザインが魅力的です。
スーツの他にも、ネクタイやベルト・ウォレットなど小物類も販売されています。
サッカー日本代表のオフィシャルスーツは、ダンヒルのブティックでカスタムオーダーでき、小物類はオンラインでも購入可能です。
ダンヒルのスーツの特徴やイメージ
多くの男性を惹きつけるダンヒルのスーツの魅力とは一体何でしょうか。
ここでは、ダンヒルのスーツの特徴やイメージをご紹介します。
ブリティッシュスタイル
ダンヒルのスーツは、ブリティッシュスタイルが基本となっています。
ブリティッシュスタイルの特徴は、重厚感があるタイトで縦長のシルエットです。
しっかりとした肩パッドや細いウエストライン、高めの第一ボタンなど、見る人に知的で真面目なイメージを与えます。
ダンヒルでは、英国紳士に不可欠な「大人の男性としての落ち着き」を感じさせるスーツを多く取り扱っています。
高い品質
ダンヒルのスーツが愛される理由の一つが、品質の高さです。
繊細で上質なウールを100%使用したものや、モヘアとシルクを混ぜたものなど、ブリティッシュスタイルならではのモノトーンカラーの生地は、丈夫で着心地も抜群です。
世代を問わない人気
ダンヒルのスーツは、上品で男性の渋さや色気を引き出すデザインとなっています。
シンプルかつ高級感があるため、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く活躍します。また、癖がないデザインは高い年齢層だけでなく、20代の若い男性からも人気です。
ダンヒルのスーツは、高品質かつトレンドに左右されない信頼感・安定感があり、長く使える点が魅力の一つです。
トータルコーディネート
ダンヒルでは、スーツだけでなくシャツやネクタイ・タイピン・ベルト・シューズ・バッグ・時計などの小物も幅広く取り扱っています。
一度に全身のトータルコーディネートができる点も嬉しいポイントです。
財布やカードケースなどの革小物や、ダンヒルを代表するローラー型ライターは、プレゼントとしても好まれています。
ダンヒルのスーツの価格相場
ダンヒルの既製スーツの販売価格は、約27万円から展開されており、相場は35〜45万円前後となっています。
また、パターンオーダースーツは、約45万円〜が相場となるでしょう。
ダンヒルのオーダーメイドサービス
ダンヒルでは、他ブランドと同じように「メイド・トゥ・メジャー」と呼ばれるパターンオーダーサービスを提供しています。
生地は数百種類から好みのものを選べます。
また、シルエットは以下の3種類から選択可能です。
- <ダンヒルのメイド・トゥ・メジャーのシルエット>
- スリムなシルエットにロープショルダーのBelgravia(ベルグレイビア)
- 英国らしいシルエットにロープショルダーのSt James(セントジェームス)
- 非構築的なシルエットにソフトショルダーのFitzrovia(フィッツロビア)
納期は2ヶ月程度で、ジャケットやシャツ・オーバーコートなどの注文もできます。
さらに、ダンヒルでは「ビスポーク」と呼ばれるフルオーダーサービスも行っています。
カウンセリングから仮縫い・フィッティングによって、世界で1着の特別なスーツを作れます。なお、納期は6ヶ月程度です。
参考:ダンヒル公式ホームページ
ダンヒルのスーツで知的な英国紳士スタイルに
いかがでしたでしょうか。
今回はイギリスの老舗ファッションブランド・ダンヒルについてご紹介しました。
ダンヒルのこれまでの歴史や、スーツの魅力をお分かりいただけたかと思います。
ダンヒルのスーツを着て、知的な英国紳士スタイルを目指してみるのはいかがでしょうか。
クールヴェールではブランドを熟知したスタッフがスーツや革靴等、幅広いアイテムの高価買取を行っています。
スーツ買取りならクールヴェールへご相談ください。
また、ダンヒルのスーツ・バッグ買取実績や参考価格はコチラからご覧ください。
この記事の監修者
鈴木義彦
株式会社クール・ヴェール 代表
<学歴>
高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)
<職歴>
1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。
2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。
2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。
2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。
2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。
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